blog


東京アートアンティークの三日間には、たくさんのかたにお越しいただきました。
どうもありがとうございました。
またお立ち寄りいただけましたなら幸いです。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

来月には今回で3回目となる青花の会の骨董祭にも参加いたします。


ー 青花の会 骨董祭 2018 ー

場所   東京神楽坂の6会場

内覧会  6月8日(金)17:00~20:00   (青花会員および御招待者のみ)
一日目  6月9日(土)11:00~19:00
二日目  6月10日(日)11:00~17:00

入場料 1000円(6月9日 午前11時より)
9日 10日の2日間共通+6会場共通  
出展者紹介、対談記事等掲載の小冊子付き

草友舎はAYUMI GALLERY CAVE、いつもと同じ会場です。

詳細はこちらをご覧ください。
http://www.kogei-seika.jp/seikafes/2018.html
https://tofo.me/seika_fes

催事のご案内


年々にぎやかになってきています、東京アートアンティーク(日本橋・京橋美術骨董まつり)は明日から3日間です。
少しでも品をふやせればと今日も仕入れに出かけてみます。
お立ち寄りいただけましたら幸いです。
どうぞよろしくお願いいたします。


4月 某日   晴れ

散った桜の余韻を味わう間もなく、地面はドクダミの葉で覆われて道端のアジサイにはもう小さな蕾がついている。

鍛える


4月    某日        曇り

八重洲の桜並木の通りが車両通行止めになっていて道路に花見のためのブルーシートが敷かれている。
屋台やイベント会場もあるのでこの地域の催しらしい。

しかし今年の桜は開花も散るのも例年より早かった。
土曜日の11時前で少しの人出があり、葉が覆い茂った桜並木の下で焼きそばなどを食べている。

すっかり葉桜となっているなかに目を凝らすと、数輪の花がついているのが見えた。
私はここで花見をするわけではなくただの通りがかりだが、うんとうんと集中すれば、自分は今、この飲食店ひしめく八重洲ではなく山桜の自生する林のなかにいる、、と暗示をかけられないわけでもない。

場所


2月 某日  晴れ

葛井寺の千手観音を拝観に東博へ出かける。
この像が公開されたさいしょの日曜の夕方だ。

閉館間際であれば静かに拝めるだろうという同じ思いのひとがたくさんいて、千手観音の周りを二重三重にひとが囲んでいる。
千手観音の正面から数メートル離れた壁に軽くよりかかるようにして見ている男のひとがひとりあった。
その壁は幅がせまくて他人のふたりがよりかかるとたぶん妙なので、そのひとが去ったら真似しようと思った。
そのひとは閉館まで去らないかもわからないが、まずは間近にひと周りしているうちに壁には誰も居なくなっていた。
蛍のひかりが流れるまでの数分のあいだそこに立つと、思ったとおり、混雑とは別のところにいる千手観音を見ることができた。


3月 某日  雨

活けるための草を見つけるために私ほど日夜道端に目を凝らしているひとはそうはおりますまい、と思っていたのだが、道端の草花を見逃さず慈しみ暮らしに取り入れているひとびとの写真をSNSでたくさん見て、自分はまだまだだと思った。

それまでそれまで


1月 某日   雪

財布のなかをあらためる。
京都の居酒屋のサービス券が4枚入っている。
10枚たまると『甲一酒壱枡サービス』してもらえる。
好きな店だが京都へ行くたびに入るわけではないので、これまでの進み具合だとサービスをうけるまでには7〜8年はかかる。
それまで自分が元気でいられるのか、この居酒屋が今のまま存続しているのか、ちょっとしたお守りのよう、しのばせているものだ。


2月    某日        小雨

それまではスコップもたたないほど固かった店の近くの街路樹の植込みの土が、中央区によって入れ替えられている。
少しの雨を含んだ土は養分のありそうな濃い茶色でふかふかしている。
店に置いている自分の小さな植木鉢の土が痩せてきていて植木も元気がなくなっているので、この土を採取して入れ変えたらさぞかし植木もよろこぶだろうて、、と出来心がわいてくる。
日がたつと、また土は固まってくる。
やるならここ一週間のうちだろう。

2018


2018年になりました。
おだやかな、よい一年となりますようお祈りいたします。

昨秋で開店から三年が経ちました草友舎も、より皆さまにお楽しみいただける店となりますよう努めたいと思っております。
どうぞよろしくお願いいたします。


12月    某日        晴れ

所用の日程のため、今度の正月休みには奈良に出かけず東京で過ごすことにする。
10年近く続けていた慣わしを割愛して気持ちの上で新しい年を迎えられるのか。


1月    某日        晴れ

今頃の東大寺や興福寺や春日大社の賑わいと、奈良市内からはなれた寺では冷え極まった堂内で仏像をひとりじめできること思うと時間のやりくりをして出かければよかったと少し悔やむ。

そんな時はこれだ。

IMG_1016

これを手のひらにのせれば交通費も時間もかけずに東大寺三月堂内に身をおいている心地になる。
そこには今も日光月光が立っている。

仕度

 
ほぼ毎週末、鉄路で西に東に動き回っている東京在住の知人がいる。

臨時で運行される国鉄時代の列車を背景のよいところで待ち構えて撮影したり、地方の美術館や古寺を巡ったり、鉄道で移動すること自体も目的であるようだ。

時たま送信されてくる懐かしい車両や駅弁や食堂その他の写真と、それらに添えられた文がおもしろい。
その人には及ばなくても身軽に鉄道を楽しんだ若い頃を思い出す。
仕事に重ならず、ようやく日曜祝日で連休できる日の朝、この休暇はそんなことでもしてみようかと思いたった。

乗る路線を決めて仕度をはじめてみたが、今や通勤着(と言っても私の通勤着は世間一般よりもゆるいものだ)しか持っていない。
今の年齢の自分が黒いオーバーを着込んで休日のローカル線に乗ったり無人駅で下車しているところを想像すると、
土地のひとからは事情のあるひとに見えるかもしれない  →  何も事情などない表情づくりをこころがける  →  表情づくりに気をとられ旅が味わえない、、
と、結局出かけるのを止してしまった。

まずはそんな旅がさまになる服装を用意しなくてはならない。
そして、もうたくさんだ!と言いたくなるほど、遠いところを走る鈍行列車に乗っていたいものだ。

「艸ノ会」


「艸ノ会」を賑やかに終えることがでしました。
どうもありがとうございました。

『艸』の文字があらわしている、並び生えるそれぞれの草を皆さまにお楽しみいただき、そしてこの会が、それぞれのお店に親しむきっかけとなりましたら幸いです。

今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。

秋の催事のご案内


当店にて、大分の花元さん、銀座の古裂古美術蓮さん、草友舎の三人で展示会をいたします。
艸ノ会(ソウノカイ)と、名前をつけました。

『艸』は並び生えている草を表す象形で、草の総称ということです。
三人とも店の名に草かんむりがあることから、この名が生まれました。

三人の品物を取り合わせるコーナーもできたら楽しいかな、と考えております。


会期は二日間です。

11月25日(土)12時〜18時 / 26日(日)11時〜17時

* 24日は準備のため、草友舎は店を閉めております *


お越しいただけましたら幸いです。
どうぞよろしくお願いいたします。



image

花元(http://instagram.com/keizo.ando
「朝鮮工藝展」
朝鮮半島の陶磁器、木工、金工品などたのしいモノを揃えて展示いたします。

古裂古美術 蓮 (http://kogire-ren.jp
「裂のほとり展 ー 断片裂を中心にー」
江戸時代の断片裂、縞、格子。
インド更紗、ヨーロッパ更紗と渡り裂断片。
仕覆裂、表具裂、染織資料などを展示いたします。

草友舎
「艸ノ会」をみなさまに楽しんでいただけるよう、品物を集めたいと思っております。

水玉模様


何か写真を撮ろうと室内を見渡して、竹久夢二の童話集『くさのみ』が目にとまる。

これは探して手に入れたものではない。
竹久夢二の本や版画を蒐める趣味があるというわけではなく、持っているのはこの一冊だけだ。
20年くらいまえに骨董の市場でたまたま見かけて、水玉模様の表紙が気に入って買った。
それから5年くらいして初めて読んだ。
装丁だけが竹久夢二なのだと思い込んでいたけど、童話も竹久夢二の書いたものだと知った。

大正四年の紙と糊は乾ききっていて、ひらく時はいつも気をつけていても今日はいよいよ背表紙がはずれた。
旧字体や旧仮名づかい育ちではないのになんだか懐かしく、さいしょの頁の、巌谷小波によせた著者のはしがきだけでも涙ぐむ。

 

童話集といってもこれは、子供当人よりも子供だったときの思い出を持つ人(大人のことデス)でないと、しみてこないように思う。

 

読むたびにいつも自分は昔風になって「嗚呼ッ、、、」となる。

 

 

image

 

 

 扉には「草の實」、もう少しめくると「艸の實」とあるが、背表紙は「くさのみ」になっている。