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ビーズ


青花の骨董祭りでは、たくさんのお客さまにお会いすることができ、よい時間をいただきました。
どうもありがとうございました。
こちらの準備不足から、いたらないこともありましたが今後気をつけます。
どうぞよろしくお願いいたします。



6月   某日   晴れ

昨日までの3日間の催事を終えて、朝から店でいろいろなことを片付ける。

ちょっと大仕掛けな感じで恥ずかしいのだが、草友舎は店内の陳列棚をすべて催事会場に運び込むので搬入搬出は引越しのようなさわぎになる。

催事は賑やかだった。  
自分の店に戻ってきて雑多な仕事にとりかかりだしても、まだ気持ちが昂ぶっている。

そこでここは、テンポのゆったりとした短調の曲にひたりこころを鎮めようと、手持ちの音楽のなかからフォーレのパヴァーヌ(私のは合唱付き)を選び、リピート設定させて店内にながしはじめた。

パヴァーヌを存分に聴いて満足してきたのに、なんとなく他の曲に変えることもせず、こまごましたことまでおおかた片付いた時にはすっかり日も暮れていて、気持ちは鎮めをとおりこして沈んでいた。

都合8時間以上同じ曲を聴いていたことになる。
短調の効き目がすぎたようである。


6月  某日       晴れ

ばらばらになっている古墳時代のガラス玉を紐に通して繋げようかと箱のなかをながめる。

パヴァーヌの合唱の幻聴がきこえる。

ガラス玉は繋げるには数が少ない。

孤独な遊びにふける。

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星座づくり。

ピヨピヨ


5月 某日 晴れ

この4月から始まった朝のドラマに入れ込んでいる。
出てくる人がみんな気持ちがよくて、私は毎度泣かされる。
大笑いしながら泣いている。
そのドラマをBSと地上波で毎朝続けざまに2回見ているという友人と、トランジスタラジオ工場で働く主人公の今後について居酒屋で語り合う。


5月 某日 晴れ時々曇り

参加する催事の日が近づいてくると気忙しいやら胸さわぎがするやらで、やらなくてはならないことに身が入らなくなりがちだ。
鎮めるために自分が『好きな感じ』を、あげてみる。


紺色
短調
制服
平安時代
ワンパターン
普通
古い
さみしい
枯れている
「グリーンスリーブス」
「埴生の宿」

、、、。
こ、これらの要素がわたし、及び草友舎の室内をかたちづくっているのか?


5月    某日       晴れ

この日記のお手本としている連載が、5巻目の単行本になって出た。
読みはじめてすぐにちからの差を思い知る(当然です)(はりあっているわけではないです)。

青花の会 骨董祭 2017


今年で2回目になります、工芸青花(新潮社)主催の『青花の会 骨董祭 2017』に、草友舎も参加いたします。

昨年よりも参加店舗数が増え、身近に楽しめるものから鑑賞古美術まで幅広くならべられると思いますので、お出かけいただければ幸いです。
青花の会ならではの企画展示販売もございます。

場所   東京神楽坂の6会場

内覧会 6月9日(金)17:00~20:00   青花会員および御招待者のみ
一日目 6月10日(土)11:00~19:00
二日目 6月11日(日)11:00~18:00

10日と11日では展示替えがあります。

入場料 1000円
10日 11日の2日間共通+6会場共通  
出展者紹介、対談記事掲載の小冊子付き

詳しくは「青花の会 骨董祭2017」のホームページ
http://www.kogei-seika.jp/seikafes/2017.htmlをご覧ください。

ホームページからフェイスブックをクリックしていただくと、各店舗の一日目と二日目のおすすめ品や、最新情報がご覧になれます。

草友舎はAYUMI GALLERY CAVE、前回と同じ会場です。

どうぞよろしくお願いいたします。



5月  某日     曇り

参加する催事が詳細を昨今盛んなSNSで宣伝しているのになじめず、ご案内のブログの文面にいささか手こずる。 

昨年、大学生の甥に手伝ってもらってSNSに登録(この言い回しでまちがってないだろうか?)し、その催事の宣伝が見られるようになったついでに、もう少しSNSに親しめやしないかと今年から自分もときたまひっそり発信しはじめている。

おもに飼い猫の紹介だ。


東京アートアンティークの二日間、たくさんのかたにお越しいただいて嬉しかったです。

移転して来てからあまり過ごすことのできなかったあかるい店内で、私も心地よく催事を楽しみました。

どうもありがとうございました。

4月中は店を閉めておりますが、5月からは仕入れ等で出かけなければ店を開けております。

ゴールデンウィーク中はカレンダー通りで店を開けます。

どうぞよろしくお願いいたします。

数字のある風景


催事のご案内

4月になりました。

毎年恒例、東京アートアンティーク(日本橋京橋美術骨董祭り)には参加いたします。

4月    14日(金)15日(土)   11時から18時

どうぞよろしくお願いいたします。



           *      *      *      *      *


3月  某日     晴れ

6年前と同じやりかたで、小さく切ったバラの枝を土に挿して一週間。
見た目にはほとんどちがいがないのだが、倍率のよいルーペで覗くとふきだした芽が日に日に大きくなっているのはあきらかだ。

胡麻くらいのおおきさなのに、ちゃんとバラの葉の形がわかる。
葉裏には一人前に棘までたくわえている。

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3月  某日    晴れ

おとといまでみずみずしかった芽の色がくすむ。
芽とともに自分もくすむ。


3月  某日    晴れ

バラの枝はぜんぶ、水を吸い上げられなくなって茶色っぽく乾いてしまった。
私は近いうちに駿河台下に行かなくてはならない。


3月  某日    雨

昭和ビルから数字を取ってくる。
ちゃんと守衛さんにことわった。

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これからも『2』は使える。

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昭和ビルで55年間の役目を終えた数字。

挿し木


2月  某日    日曜日        晴れ

そろそろ次の投稿をしようかという時に、以前にあげたものを読みかえすと誤字脱字に気がついたり説明が足りなさすぎだ、あるいはこれは余計だと思ったりして自分にしっくりするまで手直ししている日がある。

今日はあちこちの「、」の位置が気になりだし、「、」をうごかしたりもとにもどしたりまたうごかしたりしていた。

「、」に目を凝らして日曜日をほぼ終わらせてしまう。


2月  某日        晴れ

朝、昨年末に駿河台下から切ってきたバラの挿し木をこころみる。

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このバラの挿し木をするのは2回目だ。

2009年の大晦日、駿河台下の床屋の前の植え込みにこのバラを見つけて折ってきた。

私は正しい挿し木のしかたを知らない。
花が終わったあとに3㎝目安で切った茎たちをなんとなく土に挿してみたら、そのなかのひとつがすくすく育って3ヶ月後くらいからつぎつぎに蕾をつけて一年中花を楽しませてくれた。
5年目にみるみる弱って東大農学部内の植物病院に連れて行ったりいろいろ手当てしてみたが、かえらぬバラになった。

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右手


 12月  某日         晴れ

草友舎の引越しは身軽だが、それでもそれなりに慌ただしかった。

年末も店に出て、滞っていたこまごましたことを片付ける。

ビルの谷間でも昼間は店のなかに日光が差し込む。
日の入りはおそくなってきたことがわかる。

二年間、地下2階にこもっていた者にはこの当たり前なことが新鮮だ。
雑用していても気分がいい。

これでもう、
「自分はこの部屋で居心地よく過ごしている、、」
と、暗示をかけなくてもいい。


1月  某日より三日間        ずっと晴れ

風邪をひいているにもかかわらず奈良にでかける。

秘仏拝観の申し込みをして電車を乗り継ぎ最寄り駅からでも数十分はてくてく歩く寺を訪ねる、といういつものような活発な行動はさし控え、奈良市内の大寺の境内をゆるゆる歩きまわり、夕方5時半になったらぶらぶらといつもの居酒屋にはいる。
私は奈良に滞在している間、毎日この店に通ってもかまわない。

70年ほど前から行方不明になっていた新薬師寺の香薬師の右手がつい最近見つかり、奈良博の仏像館に展示されている。
小金銅仏の展示ケースのすみにちょこんと並べられていたその手には可憐で泣かされた。

『全体から受ける印象に加え、手相や関節の表現にいたるまで法隆寺の夢違観音の右手と酷似し、両像が同じ作者によることを示している』と解説にあるが、夢違観音の顔や宝冠や瓔珞ほどに手は鮮明に思い出せない。


1月  某日        晴れ

昨年の大晦日の夜に駿河台下交差点近くの植え込みから人目を憚り折ってきたバラの蕾がひらく。

あいにく店にも家にも花器がなくペットボトルに入れたままとは失敬してきたバラに申し訳ないことだ。


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奈良

2017


おだやかな、よい一年となりますようお祈りいたします

昨年12月に移転し、気持ちもあらたまりました。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

(気持ちもあらたまったところですが、都合により4月上旬まで営業が休みがちになります)



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本年もどうぞよろしくお願いいたします           とり

昭和ビル


店の引越日が予定より10日ほど延びたので、二年と少しのあいだ世話になった昭和ビルを名残り惜しむゆとりがでてくる。

いつも1階と地下との行き来だが最上階の10階からおりてみることとしよう。

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各階ごとに写真の撮り方をかえてみよう。


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投函する郵便物の差入れ口が各階に設けられている。
ここに郵便物をいれると1階まで落下して、それを郵便局のひとが決まった時間に回収にくる仕組みは平成25年まで利用されていたとのこだ。

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『5』は、五十嵐の『ご』だからとくに愛着をもってたくさん撮る。

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写真の撮り方の工夫が尽きてきた。

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今はどの階もほとんど空室になっている。

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差入れられた郵便物が途中でひっかかった時につかう、先代の守衛さん手作りの小道具を今の守衛さんが見せてくれた。
麻紐で板の角度が調節できる、なかなかの力作だ。


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1階エントランスの床はこんな意匠がほどこされていたことに今気づく。

11月  某日       晴れ

移転先の内装がほぼできてきた。

『室内のもつ性格を感じとり、なるべく作り込まずにさっぱりと』を、モットーに工事内容を考えて、仕上がりが見えてきた室内は、、、

いささか動揺する。
 こ、これは、、、
古びた普通の事務所が、ただ真新しくなったようなだけである。

少しは骨董屋さんらしく見えるよう、越してきてから工夫することにする。


11月   某日        雨

越してきてから工夫する、と気をとりなおそうとはしたものの、まんじりともせずに夜があける。
自宅の室内にさがっているいくつかの電傘をやにわにコードごとぬきとり現場に持ち込む。
灯ると、ほんのりとではあるが骨董屋っぽくなった(ような、、)。